私からキャリアを奪った、心の問題

30代半ばの男性、職業はライター、母と同居しています。
大学生の時にうつ病になりましたが、そこからの成長日記を書いていきます。

精神面での調子が悪くなり始めたのは大学に入った頃からでした。
入学当初は、一流に属する大学であったので誇らしく、初めて親元から離れて暮らせるので、開放感の方が大きかったです。
ところが日が経つにつれどんどん無気力になりました。
何をやるにも億劫になってきました。
歯磨きなど簡単なことさえ難しく感じました。
それとともに、心が非常な苦痛を感じるようになりました。

みんな苦しいのを乗り越えてやってるんだから、自分も苦痛に負けず頑張らなくてはいけないと考えました。
それに苦痛を乗り越えることで自分が成長できるようにも考えていたのです。
ところが年次が上がっても、改善する気配がありませんでした。
それどころかますます悪くなっていくようでした。
生まれて初めて、自殺したいと思いました。

講義にはなんとか出席していましたが、活動量が落ちるので、周りに劣等感を持つようになりました。
周りの人は積極的に活動しているように思えたからです。
自分は怠け者なのか、と悩みました。
しかし努力しようにも気力がわいてこないのです。
部屋で横になっている時間が多くなりました。
一方で変わらなくては、と焦り、無理やり自分を動かして、勉強や読書や運動をしました。
しかしやはり無理やり動かしても治るものではありません。
その後でひどく疲れます。
そして自分の人生がうまくいかない不満から、生まれて始めて人を憎みました。

とにかく自覚できるのはひどい疲れだけでした。それが毎日続きました。
大学4年になるとさすがに焦りが芽生えます。
就職に不安を感じるようになりました。
こんなに疲れやすいままで、会社勤めができるのだろうか、という不安です。
週5日、フルタイムが非常に困難に感じられました。
また、いつもやってくる苦痛のせいで、集中力がなくなったりしていたのです。
うつ病チェックをしてみると、自殺願望、自責の強さ、気力がわかないなど、ほとんどあてはまりました。

結局「その病気」は私からキャリアを奪いました。
週5で働くのが困難なために、その後フリーターの道を進むことになりました。

幸い、よい本に出合えたおかげで、その異常な疲れやすさから抜け出すことができました。
もうネガティブな考えは驚くほど消えてしまいましたし、日々の活動量も増えてきました。
当時はまさに地獄でした。
そこから抜け出すきっかけを本から与えてもらい、とても運がよかったと思っています。
今は生きる喜びを大きく感じている毎日です。